雅は一人娘を事故で失った。
自責の念に苛まれる雅は夫と別れ、コールガールとしての生活を送っている。

そんなある日、雅は奇妙な客のもとへ訪れる。
その客は、雅の足の写真を撮らせてほしいと頼む。
雅はそれに応じ、足の写真を撮らせた。
その後、雅は自分の足を子供の手が撫でているような感覚にとらわれる。
雅はそれを死んだ娘だと直感する。

以来、その客のもとへ訪れ、腕、肩、髪の毛、指と写真を撮られる。
ひとつ器官を撮影されるたびに、その部位が娘の霊を知覚できるようになる。
最後に残された部位は、雅の目。

個人の喪失の物語はやがて黙示録的な響きを打ち鳴らしながら、
社会の異変へと連なっていく――

脚本・監督

1985年愛知県生まれ。東京やカナダ等にて映像制作を行う。現在愛知県内でTV/CM/企業VP等を手掛ける。また名古屋の音楽イベント「 Experimental Nagoya 」を不定期にて開催。第21回文化庁メディア芸術祭にて新人賞受賞(「 盲目の魚 -The Blind Fish- 」)。

撮影監督

愛知県にてフォトグラファーとして活動中。近年、動画制作を開始。主な作品に短歌作家/野口あや子とのコラボレート作品「 歌集 眠れる闇 」がある。

助監督

音響スタッフ、レコード会社勤務を経て、現在は映像ディレクターとして活躍中。主な作品に「 ストラトキャスターシーサイド / Suspended 4th 」「 Phone Call / Mississippi Khaki Hair 」など。