STORY
娘を不慮の事故で失った母親・雅(瀬戸かほ)。
現在はコールガールとして働く彼女は、ある日、「《背骨》の写真を撮らせてほしい」と頼む奇妙な客・岡(岡諭史)と出会う。岡の言うがままに写真を撮らせる雅だったが、彼女は次第に死んだ娘の霊の存在を感じるようになっていく。
撮影は進み、最後に残されたのは眼球の撮影だった。
娘を不慮の事故で失った母親・雅(瀬戸かほ)。
現在はコールガールとして働く彼女は、ある日、「《背骨》の写真を撮らせてほしい」と頼む奇妙な客・岡(岡諭史)と出会う。岡の言うがままに写真を撮らせる雅だったが、彼女は次第に死んだ娘の霊の存在を感じるようになっていく。
撮影は進み、最後に残されたのは眼球の撮影だった。
イギリス”フライトフェスト”で初上映後、瞬く間に世界中で絶賛され20以上の国際映画祭に招待された新世代Jホラー映画『NEW RELIGION』(ニューレリジョン)。現在はアメリカ、イギリス、フランス、ポルトガル、ドイツなど世界中で配給中の規格外インディ映画が、ついに日本劇場公開。監督は本作で長編映画監督デビューを果たしたKeishi Kondo 。ハリウッドからの監督オファーも届き、いま最も注目されている日本人監督のひとりだ。主演は『クレマチスの窓辺』『この日々が凪いだら』の瀬戸かほが務めるほか、本作で俳優デビューを果たした岡諭史など個性的なキャストが名を連ねる。楽曲面ではベルギー在住のアンビエントアーティストAbul Mogard が楽曲提供を行い、日本からはZeze Wakamatsu や松本昭彦、MIIMMが作曲家として参加。ドローン/ アンビエントミュージックが映画全編を覆い尽くす独自の世界を構築した。
西園寺流星群 / 彼氏役
岡諭史 / 岡役
ナカムラルビイ / 内海役
沼波大樹 / 相沢役
都道府県 | 劇場 | 上映期間 |
---|---|---|
東京 | シネマート新宿 | 7/18~ |
瀬戸かほ
岡諭史 西園寺流星群 沼波大樹 ナカムラルビイ
水田黒恵 永田祐己 HANA 脇田敏博 浅井信好 堀佑太朗
小田原 由花 横川 知佳 友寄 史裕 三品 碧 三品 心珀
監督・プロデューサー・脚本・編集:Keishi Kondo
撮影監督:三品 鐘 照明:長岡 滋 録音:桐山 元秀
ラインプロデューサー:安達 雄樹 チーフ助監督:松田 尭峰
衣装:イワタ トシ子 ヘアメイク:横井 千穂 特殊メイクアーティスト:三田村 万葉
音楽:Zeze Wakamatsu | Abul Mogard | 松本 昭彦 | miimm
整音:澤田 弘基 CG:守屋 雄介 カラリスト:Mitya Kuznetsov
写真:伊藤 貴哉 | 小川 真希 ドローイング:石倉 未那美
撮影助手:渡邊 敬之
照明助手:角 俊平 | 大友 健次郎 | 浅野 寿英 | 酒井 隆行 | 戸田 亘 | 水野 伊吹 | 鍵本 凌
衣装助手:Yumegoth ヘアメイク応援:花井 麻実 | 永野 久美子
録音助手:鳥井 裕樹 | 加藤 世理奈 録音応援:武馬 健二 | 夏原 拓朗
製作応援:小澤 和哉 | 岩田 貴寛 編集応援:Aleksandar Milenkovic
整音助手:福井 楓栞 音響効果:笠原 貴一 音響効果助手:野田 香純 | 北原 健太
クラウドファンディングデザイン:岩本 光平 | 大西 はるか
予告編用音楽:ODAtakumi 英語翻訳:キャッチポール若菜 DCPマスタリング:曽根 真弘
メインビジュアル:石井勇一 海外配給:REEL SUSPECTS 宣伝協力: MAP Inc.
製作・配給:SHM FILMS
2025 | 100分 | DCP | CINEMASCOPE | 5.1ch
瀬戸かほ1993年11月11日生まれ。モデル・俳優。趣味は刺繍。映画『リビングの女王』では第6回賢島映画祭にて助演女優賞受賞。近年の劇場公開作として、『この日々が凪いだら』(常間地裕監督/2021 年)、『クレマチスの窓辺』(永岡俊幸監督/2020 年)、『神様のいるところ』(鈴木冴監督/2019年)、『ストレージマン』(萬野達郎監督/2022 年)がある。原案・プロデュース・主演を務めた短編映画『きまぐれ』が2024年に全国で順次劇場上映した。2025年は『はらむひとびと』(中嶋駿介監督)が公開予定。
西園寺流星群ダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキスト
岡諭史ダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキスト
ナカムラルビイダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキスト
沼波大樹ダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキストダミーテキスト
Keishi Kondo1985年生まれ。大学で映画制作を学び、東京・トロントなどで映像制作を行い、現在は名古屋を拠点に活動中。長編デビュー作『NEW RELIGION』は世界各地で高い評価を受け、多くの映画祭に招待された。その他の作品に本作のスピンオフ短編『NEU MIRRORS』、アメリカのアーティストOriginal GodのMV『BDSM PSYCHEDELIC DEATH WARRANT』などがある。
三品 鐘1986年1月19日生まれ。愛知県 出身。名古屋で広告写真を撮影しながら作品制作を行う写真家。2015年に写真集「being」を出版、野口あや子さんとのコラボで写真歌集を制作。展覧会「see planet」「shut the time in up」「無常」「Thinking of my self」「眠れる海」を開催。岐阜新聞やYouTubeでも作品発表。
COMMENTS
マギー・リー(Variety アジア映画チーフ評論家)
超クールなプロダクション・デザインと不気味なほど魅惑的なサウンドスケープ。
黒沢清監督の名作『回路』や『キュア』、デヴィッド・クローネンバーグ監督の実存的ボディ・ホラーのようなゾクゾクするような心理描写を蘇らせたこの作品は、人間の孤独とデジタル化された世界がもたらす感情麻痺の影響について、カフカのようなヴィジョンを描き出している。
アーロン・ムーアヘッド / 映画監督MCU『デアデビル:ボーン・アゲイン』『ロキ』『アルカディア』
『NEW RELIGION』は、見ているだけでオカルトの儀式に参加したような気分になる。
純粋な恐怖と絶望が織り成す、美しく、呪われた、邪悪な映画だ。
私はこの映画の全貌をすべて掴んだわけではない。
しかし、その催眠術のような技術的完成度と不穏なボディホラーの世界は私の心を蝕み飽きさせることはない。
アラン・ジョーンズ批評家&フライトフェスト総合ディレクター
日本の素晴らしい新しい才能による、ユニークなアートがやってきた。
インスピレーションに満ちた着眼点と強力なテーマの映画だ。
ジョナサン・フランク脚本家『FALL-フォール-』
恐ろしくて胸が張り裂けそうな悪夢だ。
大胆な色彩、はっきりしたイメージ、そして耳障りな音から一瞬にして完全な沈黙に至るインダストリアルサウンドデザイン は、耐えがたい恐怖に包まれている。そして、瀬戸かほの繊細で痛々しい演技が、この映画の根底に拷問のような悲しみを与えた。
Kondo はシュールでメランコリックで心理的な" ヘッドファック" 映画を作り上げたのだ。この映画はあなたの心を乱し、あなたの心を壊す。
ローレンス・R・ハーヴィー俳優『ムカデ人間シリーズ』
佐藤寿保監督の『浮気妻 恥辱責め』や黒沢清監督の『キュア』を彷彿とさせる映像や物語の要素がある一方で、
独自の省略的で心に刻まれるようなストーリーの映画だ。
非常に冷静で感動的な映画ではあるが、より特異な筆致を兼ね備えている。
ロレンソ・ビガス・カステス映画監督『箱』『彼方から』
魅力的で謎めいている。
『NEW RELIGION』は、ホラージャンルに新鮮な空気を吹き込む。
しいなえいひ俳優『オーディション』
もしも私が映画『AUDITION 』の続きをやるのだとしたら監督にはKeishi Kondo の名を指名するだろう。
これが25年の時を経て私が出した最新の答えだ。Keishi Kondoの才能は初めから世界基準。
『NEW RELIGION』は其れをあらゆる側面から訴え、そして証明している。
パトリシオ・サイス脚本家『Nosotros los Nobles』
『NEW RELIGION』は、怪談であり、ボディ・ホラーであり、恐怖を通した存在の哲学的探求でもある。
Jホラーの次なる進化がここにある。
フレドリック・S・ハナ映画監督『コードネームナガサキ』『From Beyond.』
このKeishi Kondoの映画は、奇妙な驚きと生の心の傷を等しく呼び起こす、心にしみる美しい映画である。
黒沢清やデヴィッド・クローネンバーグといった他の偉大な監督作品と並んで、間違いなく私の心に長く残るだろう。
ジェイソン・グレイプロデューサー『ルノワール』『PLAN75』
名古屋の陽気な郊外アパート群から、暗くて新しい映画的ビジョンが突如現れた!
『NEW RELIGION』は、デヴィッド・クローネンバーグ監督と作曲家ハワード・ショアの初期のコラボレーション、あるいは黒沢清監督の『キュア』を観る感覚を思い起こさせながら、独自の高度なオリジナル作品でもあります。瀬戸かほの変容する演技は、あなたの心の目に深く刻まれます。
宇賀那健一映画監督『ザ・ゲスイドウズ』
怖かった。誤解しないでいただきたいのだが、直接的な表現は一つもない。
だからホラー映画が苦手な人でも観れる映画である。でも僕はすごく怖かった。これだけ全てを計算して、コントロールして映画を作り上げているKeishi Kondo監督が。そして、視覚、聴覚、物語…全ての要素がじわりじわりとこちらを追いつめてくることが。海外では既にとても高い評価を得ていますが、国内でも沢山の方に観てもらってざわついてもらいたいです。
アダム・トレルディストリビューター
『NEW RELIGION』は全盛期の黒沢清の感触をもたらす。
極小の予算でもKondo 監督は、日本の大型映画の大半よりも、ルックスの魅力的な作品を創り上げた。
これが "新しい" の例であるならば日本映画、未来は明るい!
金子雅和映画監督『光る川』『リング・ワンダリング』
様々な映画の記憶を散りばめながら、Keishi Kondo 監督以外の誰も創り得なかったビジュアルと音響が意識の奥底に刻まれる。宗教を表すReligion の語源はラテン語でReligio、意味は「つながり」だという。
ベクシンスキーの絵画のごとく静謐かつ恐ろしいテクスチュアを持つ本作は、身体性を失った21世紀の世界で生きる私たちに「新しいつながり」の形を啓示する。極めて挑発的な愛の映画だ。
水谷江里ドキュメンタリー映画監督&翻訳家
アジアンホラーの代名詞が日本とは別の国の名前になったことを実感する近年の海外映画祭でこの映画に出会って「まだ、こんな映画を作る人たちが日本にも居るんだ」と胸が高まりました。過去や現在、現実と妄想という境界線を曖昧に、曖昧にしようとする試みが心理的なプレッシャーとなって高まっていく展開は" ホラー" と一括りにカテゴライズしてしまうには勿体無い。
ぜひ、多くの方々に自分の目でこの映画を見て自分なりに解釈してほしいです。
ミッコ・トイヴァネンワルシャワ大学・東アジア研究者
Kondoは大きなスクリーンで見ることを要求する、安易な分類にとらわれない真にユニークなアートハウス・ホラー映画の作品を作り上げた。
これは、現代社会、そして現代人の限界点を示す、緊急かつタイムリーなビジョンである。
わたなべりんたろう映画ライター
素晴らしい新しい才能の出現!
スクリーンで観るべきだし今後に期待しかない!
CVNトラックメイカー&
AVYSS magazine ディレクター
恐怖を煽る深く歪んだ音と共に展開する奇妙で不気味な愛のお話。
自分にとって所縁の深い人の演技を観るのは新鮮で興味深かったです。大きなスクリーンで観たい。
LSTNGTトラックメイカー
意識下で変態し続ける世界、その薄い膜のかかった曖昧な未来に、Keishi Kondoが捧げた諦めの花。